2月の中国新車販売、13.6%減…春節要因で5か月ぶりのマイナス

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日産・シルフィ(北京モーターショー12)
  • 日産・シルフィ(北京モーターショー12)
  • トヨタ・カローラ(上海モーターショー11)
  • 中国の広汽ホンダが生産・販売するアコード

中国汽車工業協会は3月11日、中国における2月の新車販売の結果を明らかにした。商用車と輸出を含めた総販売台数は、135万4600台。前年同月比は13.6%減と、1月の46.4%増から一転、5か月ぶりに前年実績を下回った。

2月実績が13.6%減と落ち込んだのは、旧正月の大型休暇、春節の影響。昨年は1月だった春節が今年は2月となり、ディーラー稼働日が少なかったのが、販売減の要因として指摘できる。

135万4600台のうち、乗用車は111万1900台。前年同月比は8.3%減と、5か月ぶりに前年実績を割り込む。2013年1-2月実績は、前年同期比14.7%増の338万9100台。このうち、乗用車は19.5%増の283万7400台だった。

日系メーカーの2月中国新車販売は、日産が前年同月比46%減の約5万8200台と、2か月ぶりに前年実績を下回った。トヨタも45.7%減の約3万6300台と、2か月ぶりの前年実績割れ。ホンダも27.1%減の3万2024台で2か月ぶりのマイナスと、主要3社が販売を減少させた。

中国では2012年9月中旬、日本政府による尖閣諸島の国有化に反発する大規模なデモが発生。その後、現地では日本車に対する不買の動きが広がった。その影響で日系メーカーは9月以降、新車販売が落ち込んでいる。

《森脇稔》

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