全日本空輸(ANA)は、1月の旅客輸送実績を発表した。
1月の国際線旅客人数は前年同月比1.7%増の50万9125人となり、2カ月連続で前年を上回った。利用率は72.8%で、前月と比べて0.9ポイントダウンした。
尖閣諸島問題から中国が依然として低調で、アジア・オセアニア方面の旅客人数が前年同月比4.8%減の34万3331人、利用率は67.7%だった。北米は同18.9%増の11万6309人で利用率が80.1%と8割を超えた。欧州は同16.3%増の4万9485人と伸びたものの、利用率は69.8%だった。
国内線は同0.8%増の279万0402人と微増ながら5カ月連続プラスとなった。利用率は55.6%で、前月と比べて2.9ポイントダウンした。
貨物・郵便輸送実績は、国際線貨物重量が同22.6%増の4万4687トン、郵便重量が同43.0%増の2460トンとなった。
国内線の貨物重量が同7.5%増の3万5409トンと伸びた。郵便重量は同0.7%減の2437トンだった。