2月のホンダ中国新車販売、27%減…春節要因

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中国の広汽ホンダが生産・販売するアコード
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ホンダの中国現地法人は3月4日、2月の中国新車販売の結果を明らかにした。同社の発表によると、総販売台数は3万2024台。前年同月比は27.1%減と、2か月ぶりに前年実績を下回った。

中国では2012年9月中旬、日本政府による尖閣諸島の国有化に反発する大規模なデモが発生。その後、現地では日本車に対する不買の動きが広がった。ホンダの中国新車販売もその影響を受け、前年同月比は9月40.5%減、10月53.5%減、11月29.2%減、12月19.2%減と落ち込んでいた。

しかし2013年1月、ホンダの中国販売は、前年同月比22%増と、5か月ぶりに回復。その主な要因は、他の日本メーカー同様、昨年1月、中国では大型休暇の旧正月(春節)があったため。今年の旧正月は2月のため、ディーラー稼働日が昨年よりも1週間減少。その影響で、ホンダの2月実績は、前年同月比27.1%減と2か月ぶりに前年実績を割り込む。

ホンダの2013年1-2月中国新車販売は、前年同期比4.1%減の7万9272台。同社の2012年中国新車販売は、前年比3.1%減の59万8577台。ホンダの中国新車販売が前年実績を割り込んだのは、2011年に続いて2年連続だった。

ホンダの中国合弁には、広州汽車との広汽本田、東風汽車との東風本田の2社がある。広汽本田は『アコード』などを、東風本田は『CR-V』などを製造・販売している。

《森脇稔》

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