フォルクスワーゲングループは3月4日夜、スイスでジュネーブモーターショー13のプレビューイベントを開催。2020年までに、燃費やCO2排出量を大胆に改善する目標を公表した。
今回の目標は、2018年までに、世界で最も環境に配慮した持続可能な自動車メーカーになるというフォルクスワーゲングループの企業理念に沿う形で発表されたもの。欧州で重視されるCO2排出量に関しては、「2020年までに1台当たり平均95g/km以下」という厳しい数値を、コミットメントとして発表している。
また、1台当たりの平均燃費も、「2020年までに25km/リットル以上にする」という目標を設定。フォルクスワーゲングループによると、すでに245モデルがCO2排出量120g/km以下を達成。36車種については、CO2排出量100g/km以下を実現しているという。
さらに、フォルクスワーゲングループは、自動車生産にかかるエネルギーや水の消費についても、今後2年以内に1台当たり10%削減することを目指す。
フォルクスワーゲングループのマルティン・ヴィンターコルン会長は、「環境対応の再構築はスケジュール通りに進める」とコメントしている。