【インタビュー】中国の自動車アフター市場は2015年に14兆円超え…雅森国際展覧 Hu Ping副総経理

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【インタビュー】中国の自動車アフター市場は2015年に14兆円超え…雅森国際展覧 Hu Ping副総経理
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新車販売の拡大に伴い、アフターマーケットでのビジネスチャンスも大きく拡がる中国市場。中国で部品・用品の展示会と、チューニングカーの展示会を手がける雅森国際展覧のHu Ping副総経理に、今後の市場動向について聞いた。

---:雅森国際展覧の取り組みについて教えてください。

Hu氏(以下敬称略):2005年6月から中国の自動車アフター市場向けのイベントを開催しています。最初に開催したイベント敷地面積は1万6000平米。304社が参加し、1万6000人の来場がありました。2011年に場所を替え、現在開催している会場、新国際展覧館に移りました。面積は25万平米です。2011年は室内の8ホールのみを使用していましたが、2012年から外のテント含め16パビリオンを活用しています。

---:チューニングと部品・用品の2つのイベントを分けて開催していますね。いつから、そしてなぜ分けたのでしょうか。

Hu:これまで、チューニングと部品・用品のイベントは一つにまとめて開催していました。名称は「国際汽車用品兼、チューニング」というかたちでした。2012年からチューニングを別に立ち上げました。2012年は8月に「オールインチューニング」という名称で展示会を開催しました。そして今回開催の展示会は部品・用品のみの展示会です。会場は25万平米、6000社の出展、3000種類の製品が展示されています。

チューニングと部品・用品の展示会を分けて開催している理由ですが、我々は約10年の間、展示会を主催してきましたが、来場者の構成から部品・用品とチューニングを別にした方が良いという判断をしました。

2012年8月のチューニングの展示会にはベンツ、アウディ、BMWなどの専用メーカーが出展ましたし、2013年は6月に展示会を開催しますが、こちらも盛況であることが期待できます。今年、2回目のチューニングショーは北京の国際会議センターというところで開催します。

---:今回の部品・用品を扱う中国国際用品展13にはどのような傾向がありますか。

Hu:今年の用品展に関しては、いままでと比べ、国際的なブランド、海外製品が多く展示されているという印象です。代理店などを通して海外の製品が入ってきているのではないかと推測しています。

来場者の意向としては洗車、コーティングなど、カービューティー関連製品を求める人が多いようです。環境保全、省エネの製品を求める人も増えました。また、新しい動向として今年は中国のwebショップのバイヤーが来て商材を探したり、出展者とwebで販売する契約をしたりしている姿もあります。カー用品のweb販売が増えてきて重視されるようになったということですね。

---:雅森でもカー用品販売サイトを立ち上げています。サイトの運営状況はいかがですか。

Hu:webサイトは雅森が用品を販売しているのではなく、カーオーナーと製品メーカーの情報交換の場としての活用を目的としています。中国1億人のカーオーナーたちへ、どこに、どんな部品・用品が、いくらで、というような情報を検索できるようにしたいということです。webの運営はメーカーの情報掲載料などでまかないます。カーオーナーがカーグッズを検索するサイトということですね。

---:決済機能はないのですか。

Hu:決済はできません。店舗への連絡方法が出てくる程度です。しかし将来的には決済できるようにしたいですね。今回の展示会で初めてこのwebサイトを打ち出したので、登録数はまだ多くないのが実状ですが、中国1億のカーオーナーがいますので、これをとることを目指しています。

2012年は中国経済全体が停滞し始めていることもあり、大都市では自動車販売制限、ナンバーの購入制限などがありました。自動車のアフター市場は2007~2009年くらいが急速に伸び、その後企業の淘汰がありました。2011年のアフターの市場規模は4300億元。2012年は5660億元。2015年には9500億元(約14兆円)になるとみています。自動車所有台数は1億1400万台。増加率は2015年までは8%が維持される試算していて、アフター市場の成長はこれにあわせて毎年15%増というところで考えています。

---:日本ではこれまで模倣品が問題視され続けています。

Hu:模倣品に関しては今回のイベントでは知的財産権のコーナーを設けました。コピー商品があれば、出展資格を取り消すなどの対応をします。しかし判断が難しいものもあり、出展の際の審査を厳しくしています。主催者としては、出展者の質を重視して、優良企業だけを出展させることを重視しています。ただ、簡単に作る事が出来、技術が必要の無いようなものはすぐにコピーされてしまいなかなか防げません。
《土屋篤司》

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