2月のトヨタ中国新車販売、45.7%の大幅減…大型休暇の影響

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トヨタ・ヴェンザ(広州モーターショー12)
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トヨタ自動車の中国法人は3月1日、2月の中国における新車販売の結果を明らかにした。同社の発表によると、2月の総販売台数は約3万6300台。前年同月比は45.7%の大幅マイナスで、2か月ぶりに前年実績を下回った。

中国では2012年9月中旬、日本政府による尖閣諸島の国有化に反発する大規模なデモが発生。その後、現地では日本車に対する買い控えの動きが広がった。トヨタの中国新車販売も、その影響で減少。2012年後半の前年同月比は、9月48.9%減、10月44.1%減、11月22.1%減、12月15.9%減と、前年割れ。しかし、2013年1月は前年同月比23.5%増と、7か月ぶりに前年実績を上回っていた。

トヨタの1月中国販売実績が23.5%増と回復した要因は、昨年1月、中国では旧正月(春節)があったことが大きい。しかし、今年の旧正月は2月。そのため、2月はディーラー稼働日が昨年よりも大幅に少なくなり、前年同月比は45.7%減と、2か月ぶりに前年実績を割り込んだ。

トヨタの2013年1-2月中国新車販売は、前年同期比13.3%減の約10万8800台。同社は2013年、中国で前年比7.1%増の90万台の新車販売を目指す。

《森脇稔》

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