ホンダの米国法人、アメリカンホンダは3月1日、2月の新車販売の結果をまとめた。総販売台数は10万7987台。前年同月比は2%減と、10か月ぶりに前年実績を下回った。
ホンダブランドの乗用車系では、『アコード』が2012年9月半ばに新型を発売した効果で、2万7999台を販売。前年同月比は35.2%増と、大幅増を維持する。一方、『シビック』は大幅改良モデルの発売を控え、前年同月比は16.1%減の2万2713台にとどまる。
ライトトラック(SUV/ピックアップトラック/ミニバン)系では、主力車種の新型『CR‐V』が、2万0668台を販売。前年同月比は16.5%減と、2か月連続のマイナスだ。日本仕様とは異なる北米専用ミニバンの『オデッセイ』も、8550台にとどまり、前年同月比は10.6%減と、3か月連続で前年実績を割り込む。『パイロット』は、8.3%増の9614台と売れた。
アキュラブランドでは、主力セダンの『TL』が前年同月比31%減の2216台と、5か月連続の前年実績割れ。『TSX』も59.7%減の1358台と、8か月連続のマイナスだ。SUVでは、新型を発売した『RDX』が177.6%増の2795台と好調。『MDX』は17.8%減の2946台と、2か月連続のマイナスだ。
ホンダの2013年1-2月米国新車販売は、前年同期比4.4%増の20万1613台。アメリカンホンダのジョン・メンデル副社長は、「冬の嵐の影響で販売が減少した。しかし、新型アコードの販売は非常に好調」と語っている。