ヤマハ発動機は、走行性能と高い釣り機能性を併せ持つ艇体に環境性能を備えた高出力ディーゼルエンジンを搭載した「FG-40HP」を開発、4月1日から発売する。
FG-40HPは、外洋型漁船「DYシリーズ」のV型船型コンセプトを受け継いだ艇体に、釣りに特化した機能性、居住性、快適性を併せ持つフィッシングボート。フローティングブリッジを採用し、キャビン内の静粛性を大幅に向上した。
搭載エンジンにはボルボ・ペンタ社製のディーゼルエンジン「D9-575」(575馬力)を採用し、電子制御により安定した出力を発揮するのに加え、新規採用オプションの電子トローリング装置の採用で優れた流し釣り性能を発揮する。クリーンな排気と黒煙の低減を実現し、環境性能にも配慮した。大容量の発電能力(24V/80A)を備え、多数の電子機器類が搭載可能。
1人で操船しながら釣りのできるアフトステーション(後部デッキの操船装置)をオプション設定する。フラットで広々としたデッキスペース、大容量のイケスを採用するなど、釣り機能性を高めた。
サイドデッキまで回り込んだ形状のバウレールを採用し、釣りやデッキでの移動時の安心感を高めたほか、追加の艤装を考慮した設計を採用している。
価格は2845万1010円。年間5隻の販売を計画する。