【ジュネーブモーターショー13】マクラーレンの新型スーパーカー、P1…市販バージョン発表

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マクラーレン P1の市販モデル
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英国のマクラーレンオートモーティブは2月26日、新型スーパーカー、『P1』の市販モデルを発表した。実車は3月、スイスで開催されるジュネーブモーターショー13で披露される。

マクラーレンP1は、『MP4-12C』の上に位置する2シーターミッドシップの新型スーパーカー。1990年代に一世を風靡した、マクラーレン『F1』の後継車の役割も担う。

シャシーはカーボン製のモノコックで、ミッドシップにMP4-12C と基本を共用する3.8リットルV型8気筒ツインターボエンジンを搭載。P1用の同エンジンは、最大出力737ps/7500rpm、最大トルク73.4kgm/4000rpmを発生。MP4-12Cの625ps/7500rpm、61.2kgm/3000‐7000rpmに対して、大幅に強化される。

さらにP1には、IPAS(インスタント・パワー・アシスト・システム)を採用。これはF1マシンの運動エネルギー回生システム、KERS(キネティック・エネルギーリカバリー・システム)のノウハウを反映したアイデアで、ハイブリッドの1種だ。

P1では、エンジンに直結する形で、軽量なモーターをレイアウト。このモーターは、最大出力179ps、最大トルク26.5kgmを引き出す。エンジンとモーターを合せたトータル出力は、最大出力916ps、最大トルク91.8kgm。ステアリングホイールのスイッチを操作すれば、このモーターが加速時などに、エンジンのパワーをアシストするシステムとなる。

またP1には、「Eモード」も採用。マクラーレンオートモーティブは、「およそ10kmを、EVのようにゼロエミッション走行できる」と説明する。バッテリーは外部充電にも対応しており、充電は2時間で完了する。

今回、マクラーレンが発表したのは、P1の市販モデル。2012年秋のパリモーターショー12で初公開したコンセプトカーに対して、基本デザインはほぼそのまま、量産に移される。F1マシンのノウハウを生かしたエアロダイナミクス性能の高いフォルムが特徴だ。

《森脇稔》

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