プジョーは、FIAの新規定「R5」に準拠するマシンとして、2012年パリモーターショーに出展したラリーカー『208 タイプR5』を『208 T16』に改名すると発表した。
プジョーにとって、「T16」は特別な意味を持つモデル名。1980年代のWRCで2年連続ダブルタイトルを獲得し、パリ・ダカールラリーでも2連勝という強さを誇った『205 T16』。その後を引き継ぎ、同じくパリ・ダカールラリーで2連勝を飾った『405 T16』。これら伝説のマシンに並ぶ存在として、208に対して大きな期待を寄せている証となる。
208 T16は、各国のラリー選手権や国際シリーズで成功を収めている『207 S 2000』の後継マシン。205から受け継がれてきたプジョーの強さを継承するべく、現在、開発テストを積み重ねているという。