商船三井は、シンガポール子会社のMOLケープ(シンガポール)が、豪州資源大手のリオ・ティントンとの間で20万トン級以上の大型鉱石船を対象とする期間20年の長期輸送契約を締結したと発表した。
MOLケープは、今回の契約のため、25万トン級大型鉱石専用船や20~23万トン級大型撤積船など、複数隻の大型撤積船を投入し、主にダンピア、ポート・ウォルコットといった西豪州産の鉄鉱石を中国向けに輸送する予定。輸送量は年間850万トン。
MOLケープはこれまで、シンガポールで独自の営業展開を進めてきた。世界最大級の鉱山会社であるリオ・ティントとの長期契約の締結によって安定収益を確保できる。今後も事業拡大を図る方針だ。
商船三井グループは、今後も拡大が見込まれる資源輸送需要に対応するため、高度な安全運航管理体制を活用した安全・確実な海上輸送サービスを提供していくと、している。