【AMAスーパークロス 第6戦】トマックがチャンプ復権を予感させる勝利…250SXクラス

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2013年2月9日、サンディエゴのクアルコム・スタジアムで55,361人の観客を集めて行われたAMAスーパークロス第6戦250SXクラスで、ゲイコ・ホンダのイライ・トマックが今季4勝目を飾り、チャンピオンシップ・ポイントでトップを走るケン・ロクゼンとの差を縮めた。

250SXクラスの決勝がスタートすると共にロックスター・エナジー・レーシングのジェイソン・アンダーソンがホール・ショットを奪い、続いてモンスター・エナジー/プロ・サーキット/カワサキのマーティン・ダバロス、JRD/J-スター・KTMのマルコム・スチュアートが2番手、3番手で第1ターンを通過した。

2番手に付けていたダバロスがオープニング・ラップでバイクのコントロールを失い、クラッシュしたことでトマックは2番手に浮上し、第4ラップでアンダーソンのインを突いてトップに立ったトマックはそのままリードを広げた。その後方ではレッドブル・KTMのケン・ロクゼンが3番手に浮上し、アンダーソンのリア・フェンダーを脅かし始めた。

そして第7ラップでアンダーソンを交わしたロクゼンは激しくトマックに追いすがり、最終ラップでトマックからトップの座を奪うチャンスを得るが、トマックはロクゼンを抑え切り、バイクの全長差のトップでフィニッシュした。

「これは休息期間に向けて最高の結果だった。」「トラックの状態は良く、素晴らしいレースができた。最後は接戦だったが、楽しめたレースだった。このスタジアムは自分にとって熱くもあり、冷たくもある場所だ。2011年には勝てたが、昨年はリタイアに終わり、今年はまた勝利することができた。我々は自信と共に、休息に入ることができる。」とトップでフィニッシュしたトマックは語った。

尚、250SXクラス西地区のシリーズは、これより4月20日のシアトルでのレースまで一時休息期間を取ることとなり、代わって第7戦からは250SXクラス東地区のシリーズが2月16日にテキサス州アーリントンのカーボーイ・スタジアムで開幕する予定である。

250SXクラス第6戦結果

1.イライ・トマック(ホンダ)
2.ケン・ロクゼン(KTM)
3.ジェイソン・アンダーソン(スズキ)
4.オースティン・ポリテッリ(ホンダ)
5.カイル・カニンガム(ヤマハ)

250SXクラスシーズン累積ポイント

1.ケン・ロクゼン(KTM)-138
2.イライ・トマック(ホンダ)-121
3.コール・シーリー(ホンダ)-95
4.ジェイソン・アンダーソン(スズキ)-88
5.カイル・カニンガム(ヤマハ)-83

《河村兵衛》

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