欧州の自動車最大手、フォルクスワーゲンは2月10日、『クロスup!』の概要を明らかにした。実車は3月、スイスで開催されるジュネーブモーターショー13で初公開される。
クロス up!は2011年9月、フランクフルトモーターショー11にフォルクスワーゲンが出品したup!の6台のコンセプトカーの1台。up!の5ドアをベースとし、オーバーフェンダーやルーフレールなど、クロスオーバー風のルックスに仕立てたのが特徴だった。
フォルクスワーゲンは今回、このコンセプトカーをほぼそのまま市販すると発表。フォルクスワーゲンの「クロス」シリーズは、すでに『ポロ』、『ゴルフ』、『トゥーラン』に設定されているが、新世代コンパクトカーのup!にも、クロスモデルが用意される。
外観は、ブラック樹脂仕上げのフェンダーアーチやサイドシル、車名ロゴ入りプロテクターが特徴。ルーフレールやドアミラー、バンパーは、シルバーメタリック仕上げ。車高は若干引き上げられ、専用16インチアルミホイールに、185/50R16サイズのタイヤを組み合わせた。
室内は、シート地が赤またはアンスラサイトから選択可能。ダッシュボードのパネルは、レッド、ブラック、ダークシルバーの3色が設定される。クロスup!は欧州では今夏、発売される予定だ。