スズキ鈴木副社長、一方的に円安とは…

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スズキは2月7日に第3四半期決算を発表するとともに、20013年3月期通期の連結業績予想を上方修正した。営業利益は従来比100億円多い1300億円(前期比9%増)とした。

円安に伴う前提為替の変更によるもので、インドルピーを中心とした差損の減少が営業損益段階で140億円の改善効果となる。一方で販売構成の悪化に伴う減益要因を40億円見込んだ。

純利益の予想は従来の700億円(同30%増)を据え置いた。米国4輪事業の整理などに伴う特別損失155億円を計上したことによる。東京で会見した鈴木俊宏副社長は、今回の業績改善の要因となった円高の是正見通しについて、「円安傾向といってもここ2か月のこと。一方的に円安方向に行くといった判断はまだできない」と、慎重な構えを示した。

《池原照雄》

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