アメリカの北に位置し、多くの自動車メーカーが生産拠点を構えるカナダ。そのカナダの2012年の新車販売結果がまとまった。
これは、調査会社のデロジエ・オートモーティブ・コンサルタントが公表したデータから明らかになったもの。同社の発表によると、2012年のカナダの新車販売台数は167万5675台。前年比は5.7%増だった。
167万5675台の数字は、2002年の170万3246台に次ぐ、過去2番目の記録。メーカー別では、フォードモーターが27万6068台を販売し、3年連続のナンバーワン。ただし、前年比は横ばいだった。大型ピックアップトラックの『Fシリーズ』が、初の10万台超え。47年連続で、カナダのベストセラー車に君臨する。
これに続いたのはGMで、22万6825台を販売。前年比は12%増と2桁の伸びを示す。ビュイックブランドが、小型プレミアムセダンの『ヴェラノ』の人気により、前年比23%増と大きく増えた。
日本メーカーでは、スバル(富士重工)が過去最高の3万1003台を販売したのが目立つ。『インプレッサ』を中心に、『XV』(日本名:『インプレッサXV』)や『アウトバック』(日本名:『レガシィアウトバック』)の販売が好調だった。