JR西日本が発表した2012年4-12月期の連結決算は、営業収益が前年同期比1.1%増の9710億2200万円の増収となった。
このうち運輸業の営業収益は同1.4%増の6407億円となった。運輸人キロは新幹線が同2.0%増の128億9900万人キロで、在来線が同1.3%増の282億7400万人キロとなった。新幹線、在来線とも順調で全体では、同1.5%増の411億7300万人キロ。
収益では、増収の効果で営業利益は同15.5%増の1157億6000万円と大幅増益だった。経常利益は同23.2%増の949億6000万円だった。
当期純利益が同94.1%増の583億4700万円だった。指導層の社員を対象とした、再雇用制度を新設したのに伴う退職給付債務の減少を特別利益に計上したため、大幅増益となった。
通期業績見通しは前回予想を据え置いた。