欧州宇宙機関の宇宙の謎を解き明かすミッションにNASAが参加

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ユークリッド宇宙望遠鏡
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1月24日、欧州宇宙機関(ESA)は、NASAがダークマターやダークエナジーといった宇宙の謎を捜査するためにデザインされた宇宙望遠鏡、ユークリッド・ミッションに参加することを発表した。

2020年の打ち上げが予定されている1.2メートルの直径を持つ望遠鏡と、2機の科学装置は、全天の3分の1をカバーする20億の銀河の形や明るさ、3D分布などを記録すると共に、75%を超える宇宙の歴史を見直すこととなる。科学者達はこのミッションによって、問題の鍵となる、ダークマターとダークエナジーによって引き起こされ、拡大しつつある宇宙の進化と運命が深く理解できるようになることを期待している。

ダークマターは目に見えないが、引力を持ち宇宙の拡大を遅くしている。そしてダークエナジーは逆に宇宙の拡大を加速していると考えられている。

NASAは装置を製造し、ミッションからもたらされた科学データを分析するため、40人のアメリカ人科学者をユークリッド・ミッションに派遣する。ミッションには13のヨーロッパ諸国とアメリカからの約1000人の科学者達が参加する。

《河村兵衛》

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