気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。
2012年12月26日付
●自民三役女性2人、安倍政権きょう発足(読売・1面)
●クラウンに新風、トヨタが発売、14代目狙うは若返り(読売・10面)
●円安水準想定超す、終値84円台後半、輸出企業収益改善(読売・11面)
●笹子トンネル29日に開通(朝日・1面)
●社説三菱リコール、積極公開が信頼高める(朝日・14面)
●三菱自に立ち入り「リコール」改善状況確認、国交省(産経・22面)
●三菱自に立ち入り検査、販売に悪影響懸念、販売店「イメージ悪化」(日経・11面)
ひとくちコメント
トヨタ自動車の豊田章男社長も「まさか、本当にやるとは思わなかった」というほど、衝撃的な「ピンク」のボディーカラーも登場した新型クラウン発表会。きょうの朝日、産経、東京の紙面にはそのカラー写真を掲載している。
クラウンは1955年の初代のデビュー以来、日本のハイソサエティのユーザー層に愛されてきたが、14代目となる新型クラウンは「保守的なイメージを覆す斬新なデザイン」を強調したという。
歴代のクラウンのテレビCMを思い起こしても山村聡さんや吉永小百合さんが登場。「白いクラウン」とか「いつかはクラウン」というコピーが浮かんでくる。それを覆したのが14代目。紙面も「クラウンに新風」(読売)、「王冠堂々、新デザイン、若者層を意識」(朝日)や「『いつかはクラウン』今は昔」(日経)など、高級車のイメージを刷新するよう見出しがおどる。
先週行われた事前発表会では元AKB48の人気アイドル前田敦子さんにも、新型クラウンがプレゼントされたという。そのビデオは、ピンクの車両が30日まで期間限定で展示している渋谷ヒカリエの1階入口でも放映中。彼女はこの秋、運転免許を取得したばかり。憧れだった高級車も「いつかはクラウン」ではなく初心者マークでも「いきなりクラウン」なんだと、常識破りのプロモーションでイメージ作りにも必死である。