12月21日、NASAはアメリカの新たな旗艦ロケットのデザインを手掛けているチームが、宇宙船のコア・ステージに関する大きな技術的審査を完了したと発表した。
NASAの宇宙打ち上げシステム(SLS)はオリオン宇宙船と積載重量物を、低空地球周回軌道を遥かに越えるところまで運ぶ。人類の宇宙探査を新たなステージに押し上げることになるという。
このコア・ステージの準備デザイン審査(PDR)は、20日の木曜日にアラバマ州ハンツビルにあるNASAの宇宙飛行センターで、局員の代表やボーイング社によって行われた。ボーイング社のハンツビルにある探検打ち上げシステムは、核心的ステージとその航空電子工学における主要な契約者である。
2017年に予定されるSLSによる最初の飛行テストは、7万kgの重量を浮上させる容量と、無人のオリオン宇宙船を月より遥か遠くまで運ぶための設定に特徴がある。SLSの進化と共にコア・ステージを使った2ステージ打ち上げ型の乗り物は、13万kgを浮上させる能力と、低空地球周回軌道を大きく越えるミッションを可能にし、はるか遠い宇宙空間の探索をサポートする。
コア・ステージはニューオリンズにあるNASAのミシュード組み立て工場で、最先端の製造用機器を使って建造される。ミシュード組立工場は過去数十年に渡ってNASAの宇宙船の部品を製造し続け、最近ではスペースシャトルの外部タンクを手掛けている。