米国の自動車最大手、GMと、フランスの自動車大手、PSAプジョーシトロエンは12月20日、グローバル規模での提携の具体的内容を正式発表した。両社は2012年2月、資本提携を含めた包括的な提携で合意。その後、2012年10月には、両社の間で4種類の車台共有プロジェクトを進めることがアナウンスされた。今回の発表は、その内容を最終的に確定させたものとなる。10月の時点では、4種類の車台共有プロジェクトが発表されていた。小型LCV(軽商用車)&小型クロスオーバー、小型MPV、スモールカー、ミッドサイズカーだ。主にGMの欧州部門のオペル(英国ではボクスホール)と、プジョーおよびシトロエンの間で、今後開発する新型車の車台を共有するプロジェクトとされていた。今回の最終決定では、その内容を一部見直し。車台共有プロジェクトは3種類に縮小された。具体的には、Cセグメントにおいて、オペルのMPVとプジョーのクロスオーバーが車台を共有。Bセグメントでは、両グループが新型MPVを共同開発する。またBセグメントでは、もうひとつ、オペルとPSAが次世代環境対応車を共同で開発する。10月の発表時に挙げられていた、ミッドサイズカーの車台共有プロジェクトは中止となったもよう。PSAはフランスで大リストラ、GM傘下のオペルはドイツの一部工場閉鎖を計画と、経営環境は厳しさを増しており、その影響と推測される。両社は、「2016年に最初の共同開発車を発表する予定」と説明している。
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