ホンダは、労働安全衛生法施行令の規定量を超えるアスベストを含有したブレーキシューセットを、二輪車用ブレーキ補修部品として輸入、かつ販売していたことが判明したと発表した。
2006年9月1日に施行された労働安全衛生法施行令により、アスベストをその重量の0.1%を超えて含有する、すべての物の製造、輸入、譲渡、提供、使用が禁止された。同社は、1994年に国内で生産・販売する製品、補修部品など、すべての部品をノンアスベスト化し、2001年以降は、国内の取引先に対し「ホンダグリーン購買ガイドライン」を発行し、ノンアスベスト化の監視を行うなど、法令で規制される以前より、積極的にノンアスベスト化を推進してきた。
今回、問題となったブレーキシューは、スペイシー125、トピック用で、すでに72個が販売されている。同社では今後、法令に則り、速やかに最終処分までの対処を行い、在庫品についても、法令に則って最終処分を行う。