NEXCO東日本は、中央道・笹子トンネル崩落事故に伴い、管内トンネルにおいて天井板の緊急点検を開始した。
NEXCO東日本によると、同社が管理・運営する高速道路には、全延長に天井板を設置したトンネルはないという。今回、点検対象となるトンネルでは、集塵機などの換気設備を設置する箇所に天井板が部分的に設けられている。
点検対象となるトンネルは、関越(関越道)、能生(北陸道)、高の峰(同)、子不知(同)、市振(同)、東京湾アクアトンネル、立峠(長野道)、五里ヶ峯(上信越道)、八風山(同)、太郎山(同)、菅生(圏央道)の11トンネル。点検対象延長は1.3kmとなる。
点検は、国土交通省「トンネル天井板の緊急点検について」に基づき、道路トンネルの天井板および金具等を近接目視、触診、打音点検により行われている。点検完了は12月12日の予定。