11月の日産米国新車販売、12.9%増…3か月ぶりに回復

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日産自動車の米国法人、北米日産は12月3日、11月の米国新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は9万6197台。前年同月比は12.9%増と、3か月ぶりに前年実績を上回った。

日産ブランドは、前年同月比9.8%増の8万4300台と、3か月ぶりに回復。乗用車系では、主力車種の『アルティマ』が2万0305台を販売。前年同月比は1.5%減と、6か月ぶりに前年実績を割り込む。『ヴァーサ』も5%減の8826台と引き続き減少。『マキシマ』は、3.2%減の4730台と2か月ぶりにマイナスに転じた。

ライトトラック(SUV/ピックアップトラック/ミニバン)系では、小型SUVの『ローグ』が1万2662台を売り上げ、前年同月比は16.8%増と2か月ぶりに増加。新型に切り替わったSUVの『パスファインダー』は、前年同月比249.5%増の8097台と高い人気を集める。

インフィニティブランドは、前年同月比41.2%増の1万1897台と引き続き好調。主力の『Gセダン』(日本名:日産『スカイライン』)は、前年同月比6.5%増の3860台と回復。5月に発売した新型クロスオーバーの『JX』は2529台と、引き続き良好な立ち上がりを示す。

日産自動車の2012年1-11月米国新車販売は、前年同期比10.7%増の104万2366台。北米日産のアル・キャスティグネッティ副社長は、「日産ブランドは15か月以内に5車種を発売する新車攻勢の真っただ中にある。新型パスファインダーの250%近い伸び率は、これが成功している証」とコメントしている。

《森脇稔》

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