米国の自動車関連の行政を統括する運輸省道路交通安全局(NHTSA)。そのNHTSAのナンバー2が、グーグルに転職することが分かった。
これは11月16日、米国の『ザ・デトロイトニュース』が報じたもの。「NHTSAのロン・メドフォード局長代理がNHTSAを退職し、2013年1月からグーグルに転職する」と伝えたのだ。
ロン・メドフォード局長代理は、NHTSAに約40年間在籍。レイ・ラフード長官に次ぐ、NHTSAナンバー2のポジションにある。そのメドフォード局長代理が、グーグルにヘッドハンティングされた理由は何か。
同メディアが指摘するのが、グーグルが推進するロボットカー(自動運転車)の開発の強化。ロン・メドフォード局長代理は2013年1月から、グーグルでロボットカー開発の安全担当責任者に就任するという。
なおグーグルの広報担当者は、同メディアの取材に対して、「ロン・メドフォード局長代理をヘッドハンティングした」と認めている。