米国の自動車大手、フォードモーターは11月16日、10月の欧州における新車販売の結果を公表した。信用不安で新車販売が落ち込む中、依然としてフォードブランドが、フォルクスワーゲンに続く欧州第2位に位置しているという。
同社の発表によると、フォードブランドの欧州主要19か国の10月欧州新車販売台数は、8万8200台。前年同月比は7.9%のマイナスだった。
最量販国は、英国。10月は2万6100台を売り上げ、前年同月比は11%増と2桁の伸びを示す。市場シェアは0.3ポイント増加し、15.1%を確保している。
英国に続いたのは、ドイツ。10月は2万1900台を販売した。以下、フランスが9900台、ロシアが9600台。イタリアが8500台で続く。
車種別では、『フィエスタ』が2万5300台と牽引。『フォーカス』は1万6800台を売り上げた。『トランジット』は9800台、『C-MAX』は7500台、『クーガ』は6300台、『モンデオ』は5700台を販売している。
フォードブランドの2012年1-10月欧州累計新車販売台数は、前年同期比12%減の95万0100台。欧州フォードのRoelant de Waard副社長は、「欧州市場は引き続き厳しいが、我々は堅実な結果を残している」と語っている。