米自動車大手、フォードモーターのインド法人、フォードインディアは11月1日、10月のインド国内の新車販売の結果を公表した。輸出分を含めた総販売台数は、2012年では2番目の量販記録となる1万0948台。前年同月比は0.4%増と、回復した。
1万0948台の内訳は、インド国内販売分が7577台で、前年同月比は6.4%のマイナス。輸出分は過去最高の3371台で、前年同月比は19.7%増と大きく伸びる。
インド国内販売の主力は、2010年3月に発売した新型コンパクト、『フィーゴ』。同車は欧州Bセグメントの人気車種、『フィエスタ』をベースに、専用内外装を採用したインド向け戦略車だ。
フィーゴは2012年10月、初の改良モデルを発表。内外装を中心に100か所以上の変更を受けている。すでに新しいフィーゴの輸出は10月から開始。インド国内販売も11月から本格化する。
10月はインドにおいて、ヒンドゥー教の大祭が開催される時期であり、新車販売が最も活況を呈すタイミング。フォードインディアのマイケル・ボネハム社長は、「インド市場は減速傾向にあるが、10月の結果は良好。11月以降は、新しいフィーゴの販売に期待できる」とコメントしている。