メルセデス・ベンツ『CLSシューティングブレーク』が日本でも発売が開始された。このシューティングブレークの550モデルに4マチック(4輪駆動システム)が搭載される。
「シューティングブレークに4マチックモデルが導入されたのも、大きなポイントのひとつです」と話すのはメルセデス・ベンツ日本商品企画・マーケティング部商品企画2課の上野麻海さん。「本国では550には2駆と4マチックの両方あります。また、導入に際して2駆でも左ハンドルしか輸入できないと(本国から)言われていました。それであれば絶対に4マチックを入れたいと考えました」と話す。その意気込みはドイツとけんかをしてでもというくらい強かった。
「妥協のない1台と本社が言っているにもかかわらず、雪道に行けない、北海道や東北のユーザーが、こちらでは乗れないと言われるのが、すごく嫌だったのです」。デザインが良く、居住性もラゲッジスペースも十分にある万能モデルであるからこそ、納得のいくモデル構成にしたかったのだ。
上野さんは、「もちろん全モデルで4マチックとはいきませんが、3モデル体制(350・550・C63AMG)の中でひとつは4マチックにしたかったのです」と語った。