日産、新興国で材料含む100%現地調達化を目指す

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ルノー・日産が傘下におさめたロシアのアフトワズ工場(参考画像)
  • ルノー・日産が傘下におさめたロシアのアフトワズ工場(参考画像)
  • ルノー・日産が傘下におさめたロシアのアフトワズ工場(参考画像)

日産自動車は、新興国で材料を含めた100%現地調達化を目指す方針を明らかにした。

同社が10月15日に本社で開催した購買戦略説明会で、調達部門を担当する山内康裕常務執行役員が発表した。

同社は中期経営計画「パワー88」で、中国やロシアなど、新興市場での生産台数拡大を計画している。先進国では、現地調達率は高い水準にあるが、生産台数を拡大していく新興国でも材料を含めた100%現地調達を目指す。

現地調達化を加速するのは、物流費や関税などのコストを削減するとともに、各国にある現地調達率の規制などに対応するためで、地場サプライヤーを積極的に活用して競争力の高い部品を調達する。

国別に2015年までの車両とパワートレーンの現地化の目標を設定した。

また、物流コストが高いなど、荷姿の悪いワースト85部品について国、工場、車種、部品別に調達している場所をリスト化。調達距離まで把握した。これら85部品の現地調達化、近接化を図るため、進捗状況を確認しながら、工場に近接した場所から調達していく。

《レスポンス編集部》

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