気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。
2012年10月12日付
●G7経済下ぶれ注視、日本「円高で悪影響」(読売・1面)
●ウイルス日本人作成か、遠隔操作国内掲示板から(朝日・1面)
●ボルト仕様「GT-R」(朝日・10面)
●レクサスLS、新デザイン(朝日・10面)
●ミャンマー円借款、来年早期に再開、大林組,ホンダ、有望市場に期待(産経・11面)
●南京の実業家、日本車所有者に中国の新車寄贈「売名」批判の声も(東京・8面)
●米携帯3,5位買収へ、ソフトバンク、2兆円超 売上高、世界3位に(日経・1面)
●中古車販売、7年ぶり増、4~9月7.1%、200万台割れは続く(日経・11面)
ひとくちコメント
左手を前に突きだした「世界最速の男」が大型スクリーンに映し出された。ロンドン五輪の金メダリスト、ウサイン・ボルト選手が横浜市の日産自動車のグローバル本社を訪れ、会場内を埋め尽くした大勢のファンの前でお馴染みのポーズを披露した。
きょうの朝日、東京、日経などが取り上げているが、ボルト選手の来日を記念したイベントの会場には、金メダリストにふさわしい金色の日産「GT-R」も登場。ボルト選手がボンネットの上にサインすると、そのGT-Rはネットオークションにかけ、売却代金を祖国ジャマイカの子どもたちを支援するチャリティー基金に寄付することを約束した。
日産では、今年の6月から世界34の国際空港での広告にボルト選手を起用。その縁での来社だが、その日は、追浜工場のテストコースでテニスのクルム伊達公子選手の夫のレースドライバー、ミハエル・クルム氏によるドライビング教習も受講。イベントに同席した日産の志賀俊之最高執行責任者(COO)は「ボルト選手の愛車もGT-Rだが、これからは特別仕様車の開発にも協力していただきたいと思っている」と語った。
ボルト選手がプロデュースする “世界最速”のGT-Rも、今後発売する計画だという。現在のGT-Rは発進から2.8秒で時速100キロに達するが、ボルト選手の特別仕様車は果たしてどんな走りをみせてくれるのか。モータースポーツファンも待ち遠しい。