フェリペ・マッサよりも実力で優ると確信しない限りは、交代ドライバーとして納得できないとフェルナンド・アロンソは語った。
2012年開幕から数戦を過ぎた頃に、マッサのフェラーリ生活が終りに近づいたという見方が強まり、セルジオ・ペレス(ザウバー)など何人かのドライバーの名前が交代要員として浮上した。
アロンソはこれまで噂に上ったドライバーのすべてを、マッサに比べれば格下だと言い切る。
「僕はフェリペと3年間一緒に仕事をして、とても良好な関係を築き上げた。もしも仮にチームがフェリペの交代を決めるとすれば、後任ドライバーは彼より上でなくてはならない。これまで関連記事で何人かの名前が挙がったのは覚えているが、良く考えて書かれた記事とは到底思えなかったよ。フェリペがこれまでF1でやってきた仕事に比べれば、今まで取りざたされたドライバーたちは明らかに格下だろう」
新しいドライバーは、フェラーリの伝統を尊重し、チームのために働ける人物でなければならないとも彼は言う。
「チームの決定は尊重し受け入れるつもりだ。だが僕個人の意見としては、次のドライバーはフェラーリとその伝統、つまりチームのために働くことのできるドライバーでなければならないし、それが第一条件になるべきだと思う」