トヨタ自動車のインド車両生産・販売会社、トヨタ・キルロスカ・モーター(TKM)は9月1日、8月のインド新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は1万3995台。前年同月比は20%増と、2か月ぶりに2桁増を記録した。
2010年12月に発売したインド向け戦略コンパクト、『エティオス』シリーズが回復。同車の8月販売台数は、5698台。前年同月比は3%増と、2か月ぶりに前年実績を上回る。
一方、このエティオスを上回る人気を集めたのが、ミニバンの『イノーバ』。改良モデル投入の効果で、8月は前年同月比50%増の6439台を販売した。SUVの『フォーチュナー』も44%増の1289台と、マイナーチェンジの効果が持続。しかし、『カローラアルティス』は492台にとどまり、前年同月比は54%減と落ち込んだ。
TKMのサンディープ・シン常務は、「8月の成長はエティオスやイノーバ、フォーチュナーの人気によるもの。8月末には新型『カムリ』を発売しており、受注は好調」と語っている。