【モスクワモーターショー12】日産 アルメーラ 新型…ベースはブルーバード シルフィ

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新型日産 アルメーラ
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日産自動車は8月29日、ロシアで開幕したモスクワモーターショー12において、新型『アルメーラ』を初公開した。

アルメーラはもともと、『パルサー』の欧州名。欧州では2006年をもって生産を終了している。新型アルメーラは、ロシア市場向けの主力小型セダンとして開発。日産としては初めて、ロシア市場向けに専用開発し、現地生産するモデルになる。

新型のベースは、2005年に日本で発表された『ブルーバード シルフィ』だ。フロントグリルやバンパー、テールランプはアルメーラ専用デザイン。とくにフロントグリルは、メッキを強調したデザインが与えられる。

インテリアは、ブルーバード シルフィとは異なる造形。ダッシュボードやセンターコンソール、ステアリングホイールなどはアルメーラ専用デザイン。高級感が演出されたブルーバード シルフィに対して、アルメーラはシンプルな雰囲気でまとめられた。

ロシア向けにこだわった部分が、フロントグリルのクロムメッキ加工。日産が特別に開発した防錆技術が施される。日産によると、この技術には、ロシアで除氷に使用される化学物質からの影響に耐え、クロムメッキ加工を維持するような特別な三価クロム化合物を使用しているという。

他にも、ロードクリアランスはクラストップレベルの160mmを確保。サスペンションも、ロシア向けに専用チューニングが施される。また、エンジンルームの下側は、アンダーガードとして、厚さ2mmの鋼板でカバー。さらに、傷つきやすいブレーキと燃料管も鋼板で保護するなど、ロシアの道路事情に合わせた変更が、ブルーバード シルフィに対して加えられている。

新型アルメーラは、ルノー日産が買収したロシア自動車大手、アフトワズ社のトリアッティ工場で生産され、2013年初頭にロシア市場で発売。ロシア日産のマネージングダイレクター、フランソア・グーピル=ドゥ=ブイユ氏は、「Bセグメントの価格で、Dセグメントのクルマに期待できるような室内空間を提供する」と語っている。

《森脇稔》

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