米国のEVベンチャー企業、CODA(コーダ)オートモーティブが2012年3月、同社初の市販EVとして米国で発売した『コーダセダン』。同社が米当局に、コーダセダンのリコール(回収・無償修理)を届け出たことが判明した。
これは8月27日、米国NHTSA(運輸省道路交通安全局)が公表したもの。コーダセダンについて、サイドエアバッグの不具合によるリコールを発表している。
NHTSAによると、コーダセダンのサイドカーテンエアバッグには、製造上の不具合により、衝突時に展開しない可能性があるという。リコールの対象となるのは、これまでに販売された78台。現時点では、実際の衝突事故による負傷者は報告されていない。
コーダセダンは最大出力134ps、最大トルク30.6kgmを発生するモーターを搭載。二次電池は蓄電容量31kWhで、充電時間は約6時間だ。最高速は136km/h(リミッター作動)、1回の充電で最大約200kmを走行できる。
販売エリアは当面、カリフォルニア州のみ。現地ベース価格は、3万7250ドル(約290万円)だ。カリフォルニア州の補助金や優遇税制を適用すれば、実質価格は2万7250ドル(約215万円)まで下がる。