フェリペ・マッサはフェラーリとの契約を更新してチームに残る上で大きな障害はないと考えているらしい。開幕戦以来、パフォーマンスを改善し着実なポイントを挙げてチームのコンストラクターズ獲得に貢献せよとのプレッシャーは大きい。
モナコGP以降、急激に成績不振に陥ったもの、イギリスGPでは今年ベストの4位フィニッシュをものにしたマッサは、今の調子を続けさえすれば、未来は自ずと開かれると考えているようだ。
「僕自身は不安は感じていない。確かに僕のリザルトは期待値を完全に満たしてはいないが、パフォーマンス自体は悪くなかったという思いがある。クリーンなレースさえできれば結果として良いリザルトは付いてくるだろう」
「最終的に物を言うのはリザルトだ。これはドライバーなら誰でも同じことだよ。今後は意識を高めて、有意義なリザルトを出す必要があるだろう」
フェラーリとの来季契約の話し合いが始まったことをマッサは認める。彼の他にもセルジオ・ペレス、ポール・ディレスタ、ニコ・ヒュルケンベルク、キミ・ライコネンといったドライバーとの交渉が平行していることは間違いない。
「かなり前から話し合いはスタートしているが、最終的に決着するまでは何も変化はない」
チームメートのフェルナンド・アロンソの得点が164ポイント。これに対しマッサのポイントはわずかに25。フェラーリのコンストラクターズ順位は現在4位だが、上位チームとの差は意外に小さい。3位ロータスとの差3ポイント、2位マクラーレンとの差は4ポイントである。