ダンロップ ウインターマックス、販売200万本達成のためのマーケティングプランとは

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継続ユーザーの拡大を狙う
  • 継続ユーザーの拡大を狙う
  • 住友ゴム工業執行役員ダンロップタイヤ営業本部長の山本悟氏
  • ウインターマックス
  • CMは引き続き福山雅治さん
  • 降雪エリアにはご当地にまつわるタレントを起用し、地方CMを放送
  • すべらん大学ではよしもと芸人とコラボレーション
  • ブランド価値は全体的に上昇

住友ゴム工業は、スタッドレスタイヤの氷上性能を高めた新ブランド「WINTER MAXX(ウインターマックス)」を8月より発売するにあたり、発表会を開催した。

ウインターマックスのマーケティングプランを同社執行役員ダンロップタイヤ営業本部長の山本悟氏がプレゼンテーションした。同氏によると「販売目標は年間200万本とし、マーケティングプランを立てるにあたり、ユーザー様とのコミュニケーションの設定に重きをおきました」という。

同社の調査によると、ダンロップブランドの価値は認知度、信頼感、品質、優位性など全てにおいて2008年より上昇しているものの、買い替え検討は他社を考えるユーザーが54%いることが判明したという。同社としては、リピーターの拡大を課題として、今後ユーザーの拡大を狙う戦略をとり、そのために品質に絶対の自信を持つウインターマックスの性能を的確に伝え、評判や薦めを獲得していきたいとする。

具体的なコミュニケーションとしては「全国」「個別エリア」「評判形成施策」という3プランを展開。全国には新テーマ「変える。」を掲げ、引き続き福山雅治さんを起用したCM展開で、新製品の認知拡大を狙う。そして、降雪エリアをターゲットとした個別エリアには「届ける。」というテーマで、該当地域にまつわるタレントや同社社員を起用した地域別CMで、性能訴求と親近感醸成を狙うという。

評判形成施策では、ウインターマックスの性能を支えるメカニズムを学ぶ大学という設定で「すべらん大学」という動画中心のコンテンツを立ち上げ、すべらない笑いを追求するよしもと芸人とコラボレーションし、製品メカニズムの理解浸透と話題化を図る。

最後に山本氏は「このように目的やターゲットに合わせてコミュニケーションプランを設定することで、効果的にユーザー様に対してアプローチを行い、より多くのお客様から選んでもらえるタイヤメーカーになるべく挑戦を続けたい」と締めくくった。

《山本 一雄》

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