8月12日まで北京で開催された、中国チューニングカー展示会 ALL in TUNING 2012。同会場内では、All in CARAVANINGというキャンピングカー展示イベントも同時開催されていた。
家族の絆が強く、一般家庭の所得も急速に伸びている中国において、キャンピングカーの存在は大いに彼らの興味を惹くようだ。ALL in TUNINGではブースによって立ち入りすら禁止するブースもあることや、B to Bイベントの趣が強いことで、一般客の入りはそれほど多くなかった。
しかし、All in CARAVANINGには数多くの家族連れ、また、50代以上の高年齢層が次々とキャンピングカーの中に入っては、実際に居住性を確認していた。特にハイラックスサーフのコピー車などで有名な長城汽車『WINGLE 3』のキャンパー仕様「CC5033XLJ」は25万3800元(約310万円)と価格的にも手頃ということもあり大盛況であった。
また、牽引式のトレーラー『Hobby Premium 560 CFe』を出展していた、オートキャンピングメディア「旅居時代」を運営するGue Feng氏は「中国にはオートキャンピングの文化がまだ根付いていないのですが、多くの人が興味を持ち始めています。特にリタイアし、老後を孫や子供たちと過ごしたいと思っている年代はとても気になっています」と語り、多くの来場者から質問されていた。