【スズキ 低燃費技術発表】本田副社長「新型ワゴンRに標準装備」

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スズキの本田治副社長は8月9日に発表したリチウムイオンバッテリーなどを活用したアイドリングストップ機構を始めとする低燃費化技術について、9月に発売する新型『ワゴンR』のほとんどの車種に標準装備するとの見通しを示した。

本田副社長は同日、都内で開いた会見後、一部報道陣に「ワゴンRには全部(標準で)つけてもらいたいと思っていて、今そういう線で(営業部門と)話をしている」と明かした。

スズキが同日発表した低燃費化技術は、既存の鉛バッテリーに加えてリチウムイオンバッテリーと高効率・高出力オルタネーターの採用でアイドリングストップしている時間を延ばすとともに、走行中の発電を最小限に抑えることができる「ENE-CHARGE(エネチャージ)」と、蓄冷材を使って冷風を送る「ECO-COOL」。

また既存のエンジンの改良と車体の軽量化も同時に行うとこで新型ワゴンRのJC08モード燃費は28.8km/リッターと現行モデルに比べて22%向上するとしている。本田副社長によると燃費改善のうち3分の1を今回発表した低燃費化技術で、3分の2はエンジン改良と車体軽量化で実現したとしている。

ただ、軽自動車のユーザーは地方が主体で、都市部に比べて渋滞や信号などでアイドリングストップする機会が少ないのも実情で、本田副社長も「そういうことは少し気になった」と認める。

本田副社長は「地方のお客さんは信号や渋滞などが無くて普通に走り続ければ、エンジンあるいは車両そのものの改良の方で、燃費は十分期待に応えられると思っている」とした上で、「JC08モードという走る、止まるの頻度が多い範囲での燃費効果の分担を3分の1、3分の2と説明したが、地方は一定速で走るので、非常に燃費の出やすい領域でエンジンは稼働することになる。そういう面での燃費の良い点を実際に味わって頂けると思う」と強調した。

《小松哲也》

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