トヨタ東京自動車大学校から10人の学生がチーム・スタッフとしてスポット参戦した「NASCAR K&N プロ シリーズ イースト第10戦」が、8月3日に米アイオワ州で開催された。
同レースに向けては、米国整備大学校NTIの生徒がエンジンを組み立て、その後のマシン製作をトヨタ自動車大学校の生徒が行い、NASCAR史上初となる日米自動車整備学校間でのコラボレーションチームとしてレースに挑んだ。
マシンのカラーリングは、事前に学内で行われたデザイン・コンテストの優勝作品が採用され、日の丸を思わせる赤と白を基調としたカラーリングを施し、カーナンバー01をまとったニューマシンが登場。ドライバーには、2011年HREより同シリーズに参戦し、昨年の同レースのPP記録を持つマット・ディベネデットを招聘した。
ディベネデットは、学生たちが製作したマシンを駆り、予選12位から決勝レースに挑んだ。決勝は速いペースで上位にポジションをアップ、中盤のブレイクタイムにはタイヤ交換などのピット作業が東京校学生の手で行われ、素早い作業でマシンをコースに送りだした。
その後はさらにペースが上がり、一時は6位までポジションアップを果たし上位入賞が期待されたが、終盤発生した他車の大きな接触事故に巻き込まれ、残念ながら19周を残したところでレースを終えることとなった。トヨタ東京自動車大学校、NTI学生による、歴史的なレースデビューは30位の結果となった。