マツダの中国現地法人は8月3日、7月の中国における新車販売の結果を公表した。総販売台数は1万4328台。前年同月比は12%減と2桁の落ち込みで、4か月連続で前年実績を下回った。
マツダの中国合弁には、第一汽車との合弁の一汽マツダと、長安汽車&フォードモーターとの合弁の長安フォードマツダの2社がある。
2012年1‐7月実績で見ると、一汽マツダが前年同期比12%減の6万8052台。一方、長安フォードマツダのマツダ分は、20%増の5万0267台と大きく伸びた。これは、主力車種の『マツダ3』(日本名:『アクセラ』)が人気を集めたのが要因だ。
マツダの2012年1‐7月中国新車販売は、前年同期比0.5%減の11万8319台。7月の2桁の落ち込みにより、ここにきて前年実績を割り込んでいる。
マツダの中国法人の山田憲昭会長兼CEOは、「7月の結果は、市場の減速傾向や競争の激化で12%のマイナスとなった。しかし、7月半ばには『CX-5』を投入しており、8月以降は新型車で巻き返す」とコメントしている。