マクラーレンとの契約更改交渉を控えたルイス・ハミルトンは、チームとの交渉内容についてレーストロフィーが重要な課題になると語った。
ハンガリーGP後の長い夏休み中に将来の身の振り方を決めたいと語っていたハミルトンだが、チーム残留はほぼ確実と見られている。しかし、ここで彼が口にしたのが、トロフィーの所有権という問題だ。マクラーレンは伝統的にドライバーに授与されるトロフィーを全て保存しているからだ。
「ドライバーが獲得するトロフィーは、ロン(デニス)が全部持っていってしまうんだよ。ぼくらにはレプリカしかくれない。他のチームではドライバーがオリジナルを貰えるのが習わしだよね?」
「レーシングドライバーならヘルメットとトロフィーという二つの記念品は自分のものにしたい。僕にとってはまさにプライスレスの戦利品だよ。優勝マシンをくれないのは仕方ないけど、ヘルメットとトロフィーは血と汗で獲ったにもかかわらずチームが持っていってしまう。次の契約ではこの点を改善してもらうよう交渉するつもりだ」
ちなみにマクラーレンのオリジナルトロフィー保管という伝統に関しては、故アイルトン・セナも当時のロン・デニスと何度も話合いを行っていた。