東京国際フォーラム(東京都千代田区)での発表会に出席した益子修社長は、グローバルスモールとして開発した新型『ミラージュ』のプラットホーム(車台)を今後、セダンをはじめハイブリッド車(HV)や電気自動車(EV)にも展開していく方針を明らかにした。
このうち、新興諸国のエントリーカーとしてニーズの高いセダンについては「来年度からタイ工場で生産する」との計画も示した。日本への導入は未定。
益子社長は従来、ひとつのプラットホームで、より多くのモデル展開をすることが三菱自動車は不得手で「弱点だった」と指摘。これまでの同社のコンパクトに比べて大幅な軽量化などを図っただけに「世界の市場に合わせて派生車種を展開し、グローバル・プラットホームとして拡大したい」と強調した。
また、新型ミラージュは当面、タイで集中生産し150か国・地域に供給する計画だが、中国向けについては「是非現地生産したい。準備を進めている」と2番目の生産国とする計画を示した。