MINIが、ハッチバックの最強モデルとして発売する『ジョンクーパーワークスGP』。同車の開発テストがドイツ・ニュルブルクリンクで行われ、ラップタイムが計測された。
同車は、現行MINIシリーズの最強モデルとして企画。ジョンクーパーワークスGPは2005年、先代モデルに設定されたことがあるが、現行MINIベースとしては、初めてだ。
ジョンクーパーワークスGPは、モータースポーツから得たノウハウを注入して、MINIのハッチバックを高性能化。直噴1.6リットル直列4気筒ガソリンエンジンには、数々の専用チューニングが施される。MINIは現時点でパワースペックを公表していないが、最大出力は220‐230psレベルと推測される。
もちろん、サスペンションやブレーキは強化。内外装も専用仕立てとなっており、外観はエアロダイナミクス性能の引き上げをテーマに、専用バンパー、サイドスカート、ルーフスポイラー、ディフューザーなどを装備。室内はリアシートを取り去り、2シーター化された。
MINIは今回、ジョンクーパーワークスGPのプロトタイプをドイツ・ニュルブルクリンクに持ち込み、ラップタイムを計測。その結果、8分23秒をマークした。MINIによると、このタイムは歴代MINIの市販車としては最速。先代ジョンクーパーワークスGPのタイムを、18秒も短縮したという。
年内に、世界限定2000台を発売予定のジョンクーパーワークスGP。ボディにカモフラージュを施した同車のラップタイム計測の様子は、動画共有サイト経由で見ることができる。