アウディは7月17日、ルマン24時間レース2012優勝報告レセプションを都内ホテルで行った。
ルマン24時間耐久レースは、6月16日、17日とフランスのサルト・サーキットで行われた。FIA世界耐久選手権(WEC)の第3戦目にあたり、富士スピードウェイでは10月17日に第7戦が予定されている。
今年の話題は、トヨタ『TS030ハイブリッド』や日産『デルタウイング』、そして、大本命と言われたアウディ『R18 e-tron』らの参戦。特に13年ぶりの参戦となるトヨタとアウディによるハイブリッドマシン対決が注目された。
結果、TS030がデルタウイングにヒットしリタイヤさせてしまうというハプニングが発生し、4台体制で大本命と言われていたアウディがハイブリッド車で1、2フィニッシュを、ディーゼル車が3位を決め表彰台を独占する形となった。
この優勝報告レセプションで、アウディジャパン代表取締役社長の大喜多寛氏よりプレゼンが行われた。大喜多社長は同社創始者のアウグスト・ホルヒ博士の言葉を引用し、「レースは技術の実験場だ」として、優勝車両に導入した技術e-tron quattroを紹介。quattroやTFSI同様にレース技術のフィードバックとして、今秋より導入する新型『A6ハイブリッド』をアピールした。
レセプションには優勝ドライバーのアンドレ ロッテラー選手やライバルであるトヨタのドライバーである中嶋一貴選手が招待されアンドレ選手を祝福。「来年のルマン、今年のWECと、お互いに良いレースをしてシリーズを盛り上げていきたい」と語り、会場を盛り上げた。