【新聞ウォッチ】小沢新党「国民の生活が第一」発足、「期待度ゼロ」の声も

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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2012年7月12日付

●小沢新党49人で発足、党名「国民の生活が第一」(読売・1面)

●パンダ母乳詰まらせ肺炎、上野赤ちゃん急死(読売・1面)

●三菱自工場1ユーロで売却、1500人の雇用引き継ぐ条件(朝日・6面)

●MRJ100機受注、米社から(毎日・7面)

●中国新車販売2.9%増に低迷、上半期(毎日・7面)

●中古車販売12年ぶり増、上半期、震災反動(東京・7面)

●スズキが新樹脂材、強度+軽量化+光沢アップ(東京・7面)

●ヤマダ、ベスト電器を買収、家電量販、再編が加速、売上高2兆円超す(日経・1面)

●レアメタル再利用官民で、車・パソコンから回収、共同研究、14年度実用化へ(日経・3面)

●ガソリン価格14週連続下落(日経・9面)

●新興国の新車販売上期8.6%増、VW,トヨタ・日産躍進(日経・9面)

●首都高で玉突き4人死亡、トラックなど4台2人が重傷、税関職員公務中(日経・39面)

ひとくちコメント

消費増税に反対し民主党を離れた小沢一郎民主党元代表らが新党を旗揚げした。その党名は「国民の生活が第一」。消費増税関連法案を撤回させ「脱原発」の方向性を鮮明にする方針を掲げ、「第3極」勢力の結集を目指すそうだ。

きょう各紙をみると、読売が1面トップで報じた以外は、1面ではそれほど大きな扱いをしていない。毎日は「パンダの赤ちゃんの急死」のニュースと同じ大きさの扱いだし、産経は1面では掲載していない。それでも東京を除く各紙が社説のテーマとしているが、タイトルを列記すると「大衆迎合の色濃い『生活第一』」(読売)、「『人気取り』がにおう」(朝日)、「スローガンだけでは」(毎日)、「破綻した政策もち出すな」(産経)、「有権者と信頼関係を築けるか」(日経)などと、いずれも手厳しい。

社説よりも冷ややかなのが経済界の声である。産経などが取り上げているが、トヨタ自動車の渡辺捷昭相談役は「こんなことをしていたら日本がつぶれる」と小沢氏の動きを批判。三菱商事の小島順彦会長は小沢新党を「期待度ゼロ」とバッサリ。

それにしても、何とも奇妙に感じるのが「国民の生活が第一」という党名だ。政治家が国民の生活を第一に考えるのは当たり前ではないのか。例えばエコカーの車名を「低燃費が第一」とネーミングするのと同じようなもの。情けないの一言である。

《福田俊之》

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