フェラーリ・ジャパンは5日、東京都内のホテルにて、新世代V型12気筒エンジンを搭載したフラッグシップモデル『F12 ベルリネッタ』を公開した。同車はジュネーヴモーターショー12ですでにワールドプレミアされているが、日本での公開は初となる。
F12ベルリネッタに搭載される新世代V型12気筒エンジンは、1リットル当たり118hpとなる740hpの最大出力を発揮する。また、最大トルクは690Nm/6000rpm、2500rpmという低回転域から最大トルクの約80%に相当するトルクが発揮されるという。
新たに設計されたスペースフレームシャシーとボディシェルには、自動車部材としては初めて使用されたものも含む12種類の異なるアルミニウムが採用されており、1525kgという車両重量とともに、20%のねじれ剛性向上を達成している。
これらの新技術に加え、トランスミッション、エアロダイナミクス、ブレーキなどにも新技術を積極的に採用した結果、最高速340km/h以上、0-100km/h加速は3.1秒という優れたパフォーマンスを実現している。
同社は、F12 ベルリネッタが登場したことで、12気筒モデルと8気筒モデルの新世代ラインナップが完成、「嗜好の異なるフェラリスタのために、異なるフェラーリを提供する」というフェラーリの目標が具現化したとしている。
F12 ベルリネッタの国内販売価格は3590万円。デリバリーは今年の12月に開始される予定。