セバスチャン・ベッテルはマーク・ウェーバーと個人的には親しくないことを認めつつも、来季以降の残留は歓迎するとの発言をした。
2012年末で契約が切れるウェーバーの動きは2013年ドライバーマーケットに大きな影響を与えるだろう。レッドブル・レーシングという最も価値あるシートのひとつを占める彼は今、フェラーリ移籍の噂の真っ只中にある。ウェーバーに対しては終始優位を占めてきたベッテルは、個人的な交友には発展しなかったとしても、チームメートを続けることに何の問題もないと強調する。
「マークと僕の関係が良くないと言われる根拠は理解できなくもない。僕らは無二の親友というわけではないが、一緒に走ることに僕の方は異存はないし、彼にも異存はないはずだ。協力関係は確立しているし、チームを引っ張ってゆくという方向性も一致している。マシンに対する見識も近い。少なくとも互いに正反対のセットアップを好むという状況ではなく、このことは結構メリットだと思う。彼の契約上の事情は僕は知らないが、ドライバーとしては立派に仕事をしていると思っている」
フェルナンド・アロンソがフェラーリの人事に口出ししたような発言は一切控えたいとベッテルは言う。
「それは決めるのはクリスチャン(ホーナー代表)でありチームであって、僕ではない。僕が希望を言うことは許されているとは思うが、果たしてそれが検討材料になるかどうかわからないよ」