トヨタのインド車両生産・販売会社、トヨタ・キルロスカ・モーター(TKM)は1日、6月のインド新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は1万4700台。前年同月比は22%増と、引き続き2桁の大幅増を維持している。
販売好調の要因のひとつは、2010年12月に発売したインド向け戦略コンパクト、『エティオス』シリーズ。同車は6月、トヨタのインド販売の約4割に当たる6155台を販売した。前年同月比は7%増だ。
このエティオスを上回る人気を集めたのが、ミニバンの『イノーバ』。改良モデル投入の効果で、6月は前年同月比45%増の6785台を販売した。SUVの『フォーチュナー』も、26%増の1249台と、マイナーチェンジの効果が持続。『カローラアルティス』は505台を売り上げる。
TKMのサンディープ・シン常務は、「ガソリン価格の上昇などの不安要素はあるが、エティオスやイノーバ、フォーチュナーを中心に、6月も成長を維持した」と述べている。