欧州の自動車大手、ルノー。同グループが傘下のダチアブランドに対して、積極的な投資を行うことが判明した。
これは6月27日、ダチアのトーマス・ダブルエル取締役が明らかにしたもの。同取締役によると、2012年、ルノーグループはルーマニアのダチアの工場に、2億5000万ユーロ(約250億円)以上の投資を計画しているという。
今回の投資計画は、ルーマニアで生産中のダチアブランド各車について、好調な輸出実績が続いているのを受けたもの。例えば、SUVのダチア『ダスター』は2012年1-5月、ルーマニアから2万9000台以上が出荷された。
ルノーグループは、2億5000万ユーロ以上をダチアの工場に投資し、生産設備の増強を図る計画。トーマス・ダブルエル取締役は、「ルノーにとって、ルーマニアはフランスに次いで重要な国」と述べている。