英国マクラーレンオートモーティブは、28日に開幕する「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード2012」において、『MP4-12C』の2013年モデルを初公開し、ヒルクライムに出走すると発表した。
MP4-12Cは2011年、同社が生産を開始した新型スーパーカー。2013年モデルには、デビュー以来、初の大幅改良が施される。
エンジンのパワーアップが、改良の最大メニュー。MP4-12Cは、ミッドシップに直噴3.8リットルV型8気筒ツインターボエンジンを搭載。デビュー当初のスペックは、最大出力600ps、最大トルク61.2kgmだった。
今回の改良では、最大出力は25ps増の625psへ。7速デュアルクラッチトランスミッションは、プログラムの見直しにより、変速時のレスポンスを向上させた。これらの改良により、最高速はプラス3km/hの333km/hに。0-100km/h加速は、従来通り3.1秒だ。
さらに、「ISG」と呼ばれる吸気サウンドジェネレーター、オートモード時のレインセンサー連動型ヘッドライトなどの改良も実施。マクラーレンオートモーティブによると、これらの改良はすでにMP4-12Cが納車された顧客に対しても、無償で行うという。
この2013年モデルが30日、グッドウッド名物のヒルクライムに出走。マクラーレンメルセデスのF1ドライバー、ジェンソン・バトン選手が、改良が施されたMP4-12Cのパフォーマンスを披露する予定だ。