ポルシェ『ボクスター』が3代目に進化し、軽量化とともにパフォーマンスの向上も図られた。
その一例として、電動パワーステアリングが採用されたことがある。これは、オイルポンプを回すロスをなくすためで、「これ以外にも細かく積み重ねにより、省燃費、軽量化、運動性能向上をトータルで実現しました」と語るのはポルシェジャパン広報室室長の荒瀬大雅さん。
新型のベースモデルでは265馬力(旧モデル255馬力)。Sが315馬力(旧モデル310馬力)と馬力は向上。「ポルシェの場合モデルチェンジするとパフォーマンスを上げます。それと同時に、燃費を良くする。この両方がセットという考え方が、ポルシェインテリジェントパフォーマンスなのです」といい、「賢く燃費もアップさせ、パフォーマンスも上げるのが開発上のお約束事なのです」とした。
さらに、エンジン排気量は、「Sは変更していないものの、ベースモデルは2.9Lから2.7Lにダウンサイジングしています。これ以外にボディの軽量化やPDKを進化させるなどで、総合的に燃費を含めたパフォーマンスの向上を図りました」と語った。